お知らせ

8月20日「予算書・見積書」のワークショップを開催しました

2018年10月2日

8月20日は神戸アートヴィレッジセンター、事業チーフの近藤のぞみさんを向かえて「予算書・見積書」と題した実務系のワークショップを開催しました。

近藤さんは(公財)神戸市民文化振興財団の職員として永く芸術系の事業運営に関わって来られ、助成金等の書類作りに長けたプロ。端的で実現可能な説得力のある数字を記すテクニックを、ワークを通じて教えてくださいました。

まず体験したのは「ワールドカフェ」という手法でした。最初に「理想の文化事業とは?」というテーマでグループごとに議論します。次にグループのホスト役の人はテーブルに残り、他の人たちは他のグループへ出張してそこのグループのアイデアを聴き、また自分のグループに戻って自分が聞いてきた企画を報告し合いながら、さらに自分たちのアイデアもブラッシュアップさせるものでした。これはこれまでのワークショップでは取り入れられなかった方法で、受講者にとって新鮮だったと思います。

次に近藤さんによる「なぜ予算書をつくるのか?」という内容の講義を聴き、グループワークで事例として「室内楽のコンサートをする場合」に想定される収入・支出の項目を皆で考え、発表し合います。このワークを通じて、コツとして「見えないところまで想像する」(交通費など)、「細かいところまで想像する」(税金、著作権使用料など)ということを教えて頂きました。

その後、ワールドカフェで考えた企画をブラッシュアップさせつつ、みんなで確認した予算項目に実際に現実的な数字を入れる作業をしました。ここでは近藤さんの提案で「助成金○円」「協賛金○円」「会場費減免」などが書かれた紙をくじで引く、というアイデアが取り入れられました。赤字が出そうな企画が助成金の補填によってギリギリ成立したり、逆に協賛金が集まり過ぎて困ってしまったり・・・。

実際に事業企画をしたことのある人にとっては当たり前のことでも、やったことのない人にとっては、「想像もつかない」ことが多いマネジメント業務。しかしその全てを、想像力を働かせてきちんと把握できるか否か、ということが、実現可能な「予算」を立てるためのメチエだということを学んだワークショップでした。