お知らせ

9月3日「展示」のワークショップを開催しました

2018年9月11日

去る、9月3日(月)展示のWSを開催しました。

講師は、美術家の麻殖生素子(まいお もとこ)さん。麻殖生さんは1980年代から独自の手法で屏風世界に革新をおこし、その才能をめきめきと発揮されていきます。国内では、東京は銀座、京都は清水寺、二条城、泉涌寺、鎌倉は浄智寺、円覚寺他多数、一方、海外でもニューヨーク、ワシントン、ジュネーブ、メルボルン等で個展やグループ展を開催、国際的にも不動の評価を得ます。

そんな麻殖生さんが今回のWSの舞台に選んだのは、中勘助文学記念館(静岡市葵区)、小説『銀の匙』で有名な作家を顕彰して建てられた記念館です(設置者:静岡市、管理運営:静岡市文化振興財団)。

前半は、麻殖生さんにより、屏風の基礎知識を習い、受講者も実際に屏風を扱ってみるという体験をしました。現代の生活からだいぶ遠い存在になってしまった屏風のためか、受講者は屏風の扱いに慣れていません。最初は、どこを持って動かしていいのか、どのくらい開いて立てるのかなども一切分からず、ひじょうに心許ない状況でした。

第二部では、実際に麻殖生さんの作品を使って、約6畳二間の空間にいかに複数の屏風を並べるかということに挑戦しました。それぞれのグループがテーマにそって屏風作品を展示していきました。麻殖生さんは、4グループの各発表を聞いて、受講者の意図を汲み取り的確にアドバイスをしていきます。受講者の展示のできは麻殖生さんの想像以上だったとみえて、各展示の視点のすばらしさを中心に挙げていかれました。

最後は、たっぷりと時間をかけて、感想や疑問点をみんなで共有しあいました。WSはやりっ放しではなく、最後に必ずたっぷりと時間をかけて振り返る時間こそが重要だと実感した時間となりました。