お知らせ

7月23日 コミュニケーションⅤ「旅する図書館」を開催しました

2018年7月29日

7月23日 「コミュニケーションⅤ」のワークショップを開催しました。

講師は、「旅する図書館」の岡島梓さんと井東順一さんのユニット。

「旅する図書館」は、カフェやゲストハウスなどを旅するように巡って開かれるブックサロン。参加者は、その日のテーマにあわせた本を持ち寄り、その本と自分との関係、あるいは内容を紹介しあうというもの。

今回のテーマは、「きっかけの本」。仕事を変えるきっかけになった本、大切な人のために料理をつくるきっかけになった本、尊敬する先生に将来を後押しされるきっけになった本などが受講者によって持ち寄られ、各々がそのときの情景を想い浮かべながら紹介しあいました。

講師の岡島さんは言います。

「会話と本を通し、訪れた人の明日が楽しく変わるきっかけの場所。ゆるいつながりから、何かが生まれてくる場所。その場に集った人がつくる、二度とない時間が流れる場所。

地域の人、場所の提供者、来訪者、野次馬、企画者、全ての人の明日が楽しくなること。明日からの歩みのきっかけが生まれること。よく循環し、誰にも疎外感を覚えさせないこと。」

本というフィルターを通すことで、社会的な肩書きが一旦はずれ、みんな平等になれるのが、旅する図書館の良いところです。

また時代は、安心社会から信頼社会へと流れが進んでおり、そこでは、「わかりやすさ」「わからなさい」「余白の保証」の三位一体が駆動力になっており、その信頼社会を生きる上で大事なことが旅する図書館の肝にもなっているのです。それは互いが持ち寄った本やその本を通して語る相手の「わからなさ」を否定しないで、一旦受け止めるという態度です。そこにこそこれまでの自分の中にはなかった言葉や事柄、考え方という多様な気づきがあるのです。つまり人間としての成長があるのです。この気づきこそ、信頼社会の屋台骨であり、旅する図書館が大切にしていることなのではないでしょうか。

本の紹介が終わると、二つに別れたグループが、それぞれに持ち寄った本を机の上に並べて置き、メンバーのオーダーによって次々とダイナミックに並び変わっていく醍醐味にトライしました。

最後は、互いのグループの本の配下配列をプレゼンテーションしあって、きょうの旅する図書館@静岡大学を楽しみました。