お知らせ

1月22日「言語」2回目のワークショップを開催しました。

2018年2月22日

1月22日、言語系ワークショップ「静岡を読む、静岡を書く」の第2回目を実施しました。講師は、すばる文学賞受賞の小説家・別府大学講師の澤西祐典さん、芥川賞を受賞された円城塔さん、早稲田大学坪内逍遙大賞奨励賞を受賞された福永信さんです。この日の内容は前半が、言語系第1回ワークショップで共同執筆した小説(断片)を各組が紹介する時間に、後半が講師によるそれら作品の講評の時間になりました。
前半、各組の持ち時間は3分。講師は前もって全ての小説に目を通しています。またワークショップの参加者は、他の組の内容を知りません。発表者には、講師に対しては内容の「解説」を、内容を知らない人に対しては、作品を読んでみたくなるような「紹介」を求められました。組ごと持ち味を発揮しての作品紹介がひとめぐり。それぞれに講師から含蓄のあるコメントが加えられ活動を終えました。
後半は、全ての作品に共通する「会話と地の文との関係」などについての解説から始まり、次いで個々の作品について踏み込んだ講評の時間がもたれました。一つ一つの作品について、よいところだけでなく問題点についてもずばりと言及。言葉の端々に、小説家がどのような姿勢で文章や言葉に向き合っているのかが垣間見え、また3人の講師の意見が分かれる場面ありとスリリングな学びの時間となりました。
最後に3人の講師より、言語表現に向かう構えを示していただきました。「自分の書いた小説をできるだけくり返し読むことで、読み手目線になる」、「一度書いた物をボツにして、それを踏み台にして羽目を外す」、「すごい数の足し算、掛け算をする。そのことで矛盾や摩擦が生じ、読者の脳を刺激する」、「これを書くと辛いな、ということを書く」、「自分への圧をかけた方が書いていても面白い」といった言葉が印象に残りました。
2回にわたる「言語系」ワークショップは多くの受講者にとって、「小説を書く」初めての機会になっただけでなく、第一線で活躍する小説家から直接講評していただく貴重な機会になりました。