お知らせ

11月6日「音楽Ⅴ」一回目を開催しました。

2017年11月16日

11月6日は作曲家の野村誠氏をお迎えし、音楽のワークショップを行いました。場所はお茶の貿易商を営んでおられたダンカン・マッケンジー氏の邸宅、旧マッケンジー邸。さらにこの日はダンカン氏の命日ということで、マッケンジー夫妻の顕彰も内在化させた内容に仕立てました。

事前に「チャ」のつく言葉をできる限り沢山書き出して持ってくることを課題としました。「チャイコフスキー」「カムチャッカ半島」「チャウシェスク」「ちゃっきり節」「チャウチャウ」「チャイナ」など沢山の言葉が順番に披露される中で、次第に野村さんから「手拍子によるリズムを入れる」「歌うように」などの課題が与えられていきました。そのうちに受講生からも提案が出され、それらを「とりあえず思いついたことは全部やってみよう」という方針で、アイデアが試されていきました。手持ちの楽器による独奏が入るなど、次第に楽曲的な様相を呈していきます。

その後、5名程度のグループに分かれてアンサンブルを行いました。マッケンジー邸の中で、自分たちの気に入った場所を見つけて、そこで事前に全員で行ったワークを参考にして作品を完成させるという課題を与えられました。数10分後には、それぞれのグループが非常に興味深い作品を生み出して、発表までこぎつけました。これらの作品はさらにブラッシュアップされて12月3日に、来館される一般のお客様の前でも演奏されます。

さらに楽器を持って、マッケンジー邸の前に広がる海辺にも散歩に出かけました。海辺では目の前に落ちている「小石に向かって」、水平線の向こうにいる「誰かに向かって」、「富士山に向かって」「波に向かって」など、物と対話するように演奏するということを試しました。「物」と「自分」という1対1の関係に集中するということ、また周囲の人と自分との関係性に気を配るということから空間の中にどのように自分を置くかを考える時間となりました。