9月11日「映像Ⅱ」のワークショップを開催しました。

9月11日も、先週に引き続き映画監督の山本起也先生(京都造形芸術大学)をお迎えし、実際に映像を撮ってみるワークを行いました。場所は「藤枝市陶芸センター」で、前田直紀氏と秋山昌史氏に実演して頂きながら、陶芸の過程である「練り」「ろくろ」「削り」「釉」「本焼き(楽焼)」の工程を10カットで3分以内の映像作品として仕上げるという内容でした。「子どもに陶芸とは何か?を教えることを目的としたもの」というお題が与えられ、それぞれ自分の携帯やデジカメの動画機能を使って思い思いの映像を撮りました。最終的にPCに取り込み、それぞれの映像を観賞して感想を述べ合い、山本先生から講評を頂きました。

9月8日 まちづくり系ワークショップ「ナイトハイク」を開催しました。

9月8日 まちづくり系ワークショップ「ナイトハイク」を開催しました。

24時間 明かりの消えない都市。それがわたしたち人類の手に入れた文明です。その便利さ故に身体から切り離されてしまった人間本来が持っていた機能も多いのではないでしょうか。そのためか、昨今では、人工的な闇をつくり、五感を呼び覚ます体験もあるようですが、今回は、自然のつくる闇を相手にする体験作家・中野純さんを講師にお招きし、島田市にある千葉山・智満寺(天台宗、開創771年)を舞台にナイトウォーキングを行いました。

そもそも智満寺は、その本堂と本尊千手観世音菩薩像が国の重要文化財に指定されており、薬師堂、仁王門等は県指定文化財にもなっている大変由緒あるお寺です。また、山頂付近に点在する、国指定の天然記念物「十本杉」はため息が出るほど巨大です。

 

まず、ご住職の北川教裕(きたがわ きょうゆう)さんに、智満寺の縁起、由来、ご本尊のことなどを伺い、これから体験するナイトウィーキングの舞台を共有しました。本堂に鎮座されている、倒木した頼朝杉から彫られた弥勒菩薩座像はやさしいお顔をされており、とても印象に残りました。

いよいよ時刻は逢魔ヶ時、昼間と夜とが出逢う刻限に中野純さんのご指導のもとナイトウォーキングはスタートしました。一行は千葉山の山頂に向かいましたが、途中、何度か足を止めて、中野さんの案内によって、空の色の微細な変化に目をやったり、蜩(ひぐらし)の鳴き声に耳を傾けたり、藪の中にいる蛍の幼虫が発するわずか光を見つめたりしました。普段の生活のなかではすっかり忘れてしまった体験です。

そのあと、頂上付近に点在する巨大な杉を闇の中で体感、その圧倒的な存在感は、唯々ため息が出るばかりです。また、全員で、真っ暗闇のなか平地を見つけてシートを敷き、その上に身体を横たえ天空を見上げました。耳元では、虫の音、夜空には星々、全身で自然の力、畏怖を感じました。

そうして名残惜しくも徐々に下山、元いた境内まで戻り、中野さんの月と闇に関するお話しをうかがい、体験の総括をおこないました。アートマネージャーにとって、人工の明かりの下や太陽の出ている時刻ばかりが活躍の場ではありません。自分の暮らす夜の街の風景や文化・経済のこと、自然を相手にする場合、何に気をつけて活動するかに目を配ることも重要です。

帰りしなに東の空を見上げると、ぽっかりと大きな月が杉と杉の間に架かっていました。

9月4日「映像Ⅰ」のワークショップを開催しました。

9月4日は、映画監督の山本起也先生(京都造形芸術大学)をお迎えし、映像リテラシーに関するワークショップを行いました。前半は山本先生が自ら監督をつとめたドキュメンタリー映画『ツヒノスミカ』を観賞し、後半はドキュメンタリー映像に関する講義とそれについての質問や意見交換を行いました。「やらせ」とそうでないことの違いとは何か、という議論は、翌週に続くワークショップにも繋がる内容となりました。また「映画のログラインを書いてみよう」というグループワークでは、伝える側がどのような「視点」を持っているかが、重要だということを、学びました。